日本語: 海上自衛隊は、令和５年４月７日（金）から９日（日）にかけて、中国海軍クズネツォフ級空母「山東」（艦番号「１７」）を含む複数の中国海軍艦艇が、以下のとおり太平洋上の海域において航行していることを確認した。

日時 位置 確認された艦艇

４月７日（金）午後８時頃 宮古島の南約３９０ｋｍ クズネツォフ級空母「山東」（１７） ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦（１６３） ジャンカイⅡ級フリゲート（５７３） フユ級高速戦闘支援艦（９０５）

４月８日（土）午後８時頃 宮古島の南約４３０ｋｍ クズネツォフ級空母「山東」（１７） ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦（１６３） ジャンカイⅡ級フリゲート（５３６、５７３） フユ級高速戦闘支援艦（９０５）

４月９日（日）午後８時頃 宮古島の南約２３０ｋｍ クズネツォフ級空母「山東」（１７） ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦（１６３） ジャンカイⅡ級フリゲート（５３６、５７３） フユ級高速戦闘支援艦（９０５）

※ 確認された艦艇欄の括弧書きは艦番号を示す。

また、当該期間に、中国海軍クズネツォフ級空母「山東」の艦載戦闘機によるもの約８０回及び艦載ヘリによるもの約４０回、計約１２０回の発着艦を確認した。

防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第１３護衛隊所属「さわぎり」（佐世保）及び第４ 護衛隊所属「さざなみ」（呉）により、情報収集・警戒監視を行った。また、艦載戦闘機の発着艦に対し、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させる等を行い対応した。